資金援助方式

手紙03金融機関が破綻した場合に預金者を保護する仕組みのひとつに「資金援助方式」があります。
これは、預金者保護のために法律により設立された預金保険機構が、金融庁長官による適格性の認定を経て、破綻した銀行を合併・営業譲渡などの方法によって救済することとなった別の金融機関に対し、資金の貸付け資産の買取り、債務保証などを通じた資金援助を行うという方式のことです。
預金者保護のもうひとつの方法として、預金保険機構が預金者に直接保険金を支払い保護する「保険金支払い方式」(ペイオフ)とよばれるものがありますが、両方のコストを比較検討した上で、いずれの方式をとるかが決定されます。
なお、いずれの場合にも、元本1千万円その利息までという預金保護の範囲は変わりません。
この決定にあたってのプロセスですが、まず、救済金融機関からの法律に基づく申込みを受けて、預金保険機構が援助の可否や援助に要する額、方法などを運営委員会で決定したのち、救済金融機関および破綻金融機関と資金援助に関する契約を締結し、必要な援助が実施されることとなります。
預金者が破たん金融機関にあずけていた預金は、これにより安全に受け皿となる救済金融機関に引き継がれますので、預金者はこれまでと同様に、受け皿金融機関を利用することができます。